小型船舶1級免許
91年に4級小型船舶免許を取り、モーターボートやヨットに乗り始めました。
93年には1級免許を取りました。
まだ寒気の残る3月、今年こそは1級免許取ったるぞと
4月のJEIS神戸マル特1級教室に申込をする。
が、開講10日前頃、定員不足で4月コースは中止と電話。
出鼻をくじかれた形となったが、書類も揃ってることだし
大枚16万もすでに納入済みのため、ひたすら6月開講を待つ。
2、3年前なら、満員札止めで何ヵ月も待たされたそうで
バブルはじけた影響がこんな所にも現れているようだ。
JEISの話では、大型艇の売れ行きがバッタリとか。
6月コース開講が決まったと確認できたのは5月も終わり頃。
なんとか12名集まったらしい。
不景気の影響か、よくすいている。
さて、初日6月4日(土)
受講者12名、平均年齢も高い。
うち60歳以上が3人。40代が多数。
最高齢68歳のおじさん(おじいさんと言っては失礼)は
ヨット歴50年という大ベテランである。
63歳のおじさんは、神戸港の渡船業。船を大きくして
もっと稼ぎたいというバリバリの現役。
他、モーターボート乗り、釣り船、ヨットなど多彩。
18歳の水上警察官もいるから、年齢差、なんと50歳にもなる。
マル特1級の教育時間は、学科25時間+テスト3.5時間
実技14時間+テスト1時間。
6月のマル特コースは、学科が
5(土)13時〜21時
6(日)10時〜17時
7(月)18時〜22時
12(土)14時〜21時
13(日)10時〜17時
15(火)18時〜21時30分(学科試験3時間30分)
実技は6名づつ2組に分かれて、
9(水) 9時〜16時
10(木) 9時〜16時
11(金) 9時〜14時(実技試験11時〜14時)
別の組は、14(月)、16(水)、17(木)の3日間。
実技の3日間連続休暇を取るのは会社員にとってつらい。
(しかも、学科初日まで、どちらの3日間になるかわからないのでなおさら)
<マル特>に対し、<いきなり1級>は、学科40時間+テスト3.5時間
実技20時間+テスト1時間
実技日程が5日もある。
学科は、日曜(10時〜17時)2回、土曜(14時〜21時)2回
平日(17時または18時〜21時)7回
受講生だが、みんなまじめでよく勉強する。
つられてぼくもついお勉強してしまう。
バブルで満員札止めの頃なら、勉強する気などさらさらない
とんでもないやっちゃんもいたらしい。
土、日、月と学科3日済ませた後、
水、木、金と実技講習(ぼくを含む前半実技日程組6名のみ)
この実技日程は、JEIS申込順とかで、ぼくは1回流れただけあって
優先順位3番で前半日程を選んだ。(前半日程の方が人気があった)
法務局庁舎の南側岸壁に係留してある教習船に午前9時集合。
みなさんまじめだから10分前集合完了。ぼくが一番遅かった。
すぐ隣は水上警察、海上保安庁の船が並んでいる。そうそうたる係留場所ではある。
マル特の場合は、A型船(大型)のみを使用する。
<いきなり1級>はC型船(小型)にも乗る。
A型船は、全長16m。総トン数15トン。最大速力22ノット。
ちなみにお値段は、教習用機器込みで8000万とか。
それでもけっこう元は取ってるらしい
最初見たときは、でかいなー!と威圧された。
当然、点検作業は品目数が多いので覚えるのが大変である。
さて、操船ははっきり言って4級実技の焼きなおし。
蛇行に人命救助(旗ブイ救助)、左舷着岸、後進離岸。
船が大きくなっただけで慣れるとやさしい。
C型艇とちがって、停船するのに必ず後進を使うのが目だったちがいくらい。
4級の時の方が難しかったなあ、と思える。
教官もずいぶん紳士的で親切である。
6名がさらに3名づつA班、B班に分かれて、各班が交互に操船を行う。
操船は3名が順に、行う。
A班は、30代ヨットマン、40代ペーパドライバー、60代の釣り船乗り。
B班は、最高齢68歳のヨットマンと63の渡船屋さん、ぼく。
なぜか、ぼくが一番最初に操船することになり、
以後、このパターンが続く。
(これはテストの時は不利です)
いきなり蛇行をさせられるが、うまく行く。ほめてもらうと気分がいい。
ぼくの次は渡船屋さん、操船実技は任せておけだが、ちと運転が荒い。
急発進、急停止、急旋回といった具合で、エンジン回転数も高め。
教官からもう少しおさえて!と注意を受けている。
が、<わしら、こんなトロイことせんわ>とうそぶいている。
おもろいじいさんである。
B班最後は、オールドヨットマン。
須磨ヨットハーバーでセーリングクルーザーとディンギーを持つ。
ヨットライフ50年という上品な紳士である。
が、ラットを反対方向に回しては注意されている。
<ティラーとは逆なもんで。。。>と頭をかいている。
さすがにヨット50年である。
エンジン回転数もひかえ目。だいたいヨット乗りはそうだ。
操船とちがう班は、キャビン中央のチャートテーブルで
天測歴をつかった計算やら、
水路図誌目録から所定の海図を探し出したり、
国際信号書をひいて旗の意味を調べたり、
潮流表を出したり、。。。と忙しい。
レーダーやロランAの使い方も習ったりする。
6分儀なども一応使えるようになってよかった。
(ほんとの意味でできるようになるには3年かかるとか)
蛇行やら人命救助の練習をやってる最中に、チャートワークやると
さすがにちと気分が悪くなる。
さっさとチャートワークの問題済ませて、船尾で外の空気を吸う。
さて、マル特1級か、いきなり1級かどちらがよいか?
ぼくの意見は。。
まったく船の経験がない人の場合は、4級とってから、しばらく船乗って
マル特1級とるのをすすめます。
ボトムヘビーのよく揺れる1級A型船でチャートワークすると
初心者ならたぶん船酔いしてそれだけでアウトでしょう。
免許持ってないけど、ふだんからクルーやってて船に慣れてる人で時間的余裕が
あるなら、いきなり1級でいけそうです。費用も割安になります。
JEISの場合で、4級101、500円 1級205、000円
マル特1級160、000円
むろん1級の必要性があるかどうかが前提条件ですが。。
3日間の実技日程の最終日、午後から実技テスト。
まずはロランAの使い方。
口頭試問(エンジンが止まったらどうするか?等々)
ロープワーク(いかり結び)
国際信号旗の意味を国際信号書からひく。
海図の番号明細を水路図誌目録から探す。
天測計算表から時間を経度に換算する。
チャートワーク。
操船実技は
蛇行の後、続けて人命救助。
左舷着岸に続いて後進離岸、その場回頭。
あっという間に終わった。
続けて、土、日、火と、学科日程の後半が始まる。
日曜は学科の教官が変わって、<機関>科目に入る。
やはり、というか、みんな<機関>は大の苦手。
ためいきが聞こえてくる。
例題集を主にやってくれたので、助かる。
いよいよ、余すは、一日おいて火曜の学科テストのみ!
実技の間、学科は勉強できなかったから、
ねじりはちまきでJEISから渡された<例題集>なる問題集を
やっつける。
634問、全問ひととおりやった所で、採点する。
ペケ 問題数 正答率%
一般常識 2 20 90
船舶概要 3 25 88
航海 36 124 71
運用 29 150 81
機関 71 166 57
法規 30 149 80
合計 171 634 73
やはり、機関がネックだ。
ここさえクリアすればなんとかなるだろう。
機関を重点的、集中的にやっつけよう。
わからん問題は、4択番号マル覚えで突破。
(ボッシュと来れば2番という具合)
国際信号旗もよう覚えきらんから、旗3(はたさん)と覚える。
(国際信号旗の問題は3番正解が多い。)
無線免許の試験の場合だと、同じ4択でも、番号の順がシャッフルされて変わるので
番号丸暗記は無意味なのだが、小型船舶の場合は問題も同じなら番号まで同じなのだ。
学科テストの出題数は
一般常識 2問
船舶概要 3問
航海 15問
運用 15問
機関 15問
法規 15問
合計 65問 650点
合格基準は
科目別(ただし、一般常識と船舶概要は合わせて5問中) 50%以上
合計で 65%以上となっている。
さて、6月15日(火)午後6時すぎ。
学科テストは始まった。
4択マークシート塗りつぶし65問。
チャートワーク問題1問、天測計算問題1問、燃料消費問題1問、
自差偏差修正問題1問。このあたりは得意とするところ。
試験時間は3時間半もあるが、1時間ほどで全問終了。
まだ誰も出る者はいない。
誰か出たら出ようと思って、計算問題、チャートなどもう1回やってみる。
例題集になかった問題がテストにはいくつかあって、そのうちの1問。
航行区域でまちがっているもの1つをあげよ。
近海、遠洋、沿岸、平水
というのが最後から2つ目の問題にあった。
これがわからなくて最後まで迷った。(この程度なのだなー)
ヤマカンでひとつ選んで、意を決して、一番で教室を出る。
やっと終わった。
テキスト出して調べてみると、ヤマカンは当たっていた。